【新車】アウディSUVに待望のクリーンディーゼルエンジン搭載「Audi Q5 40 TDI quattro」が登場

●ついにアウディからクリーンディーゼルモデルが登場。記念の限定車も設定

アウディジャパンは、以前にクリーンディーゼルモデルを導入すると発表したことがありました。しかし、上陸には至らず、ハイブリッドやプラグインハイブリッドの導入にとどまっていました。

ついに2019年2月19日、クリーンディーゼルエンジンを搭載した「Audi Q5 40 TDI quattro」が発売されます。電子制御コモンレール式ターボディーゼルエンジンを搭載し、Q5の新しいエントリーモデルという位置づけ。

2.0Lの直列4気筒DOHCディーゼルターボは、最高出力190ps/3800rpm・最大トルク400Nm/1750-3000rpmというスペック。JC08モード燃費はガソリンモデルを1.7km/L上回る15.6km/Lで、モード燃費による単純乗算でも航続距離は約1100kmに迫ります(タンク容量は70L)。


エンジン型式は「DET」で、1968ccの排気量、190ps/400Nmというスペックは、フォルクスワーゲン・パサートやパサートオールトラックと同値。発生回転数こそ異なっていますが、車両重量などの差を勘案したセッティングの差と考えられます。ボア81.0mm、ストローク95.5mmも同じ。なお、フォルクスワーゲンの1968ccのディーゼルエンジンは「DFC」。開発コードはともに「EA288」型です。

1968cc直列4気筒TDI(Turbocharged Direct Injection)の排気系は、酸化触媒コンバーター、尿素SCR(選択触媒還元)コーティングを施したDPF(粒子状物質フィルター)、アンモニア分解触媒コンバーターなどから構成されています。

さらに、高圧コモンレール式インジェクターや低高2系統のEGR(排ガス再循環)など、エンジン本体にもコストの掛かった最新技術が投入され、欧州排ガス規制のEURO 6や日本のポスト新長期排ガス規制に適合。そして、緻密に制御される可変ガイドベーン式ターボにより分厚いトルクと、ハイレスポンスを提供するとしています。

今回のTDIモデルの発売を記念した「Audi Q5 TDI 1st edition black styling」も250台限定で発売されます。

「Audi Q5 40 TDI quattro sport」をベースに、マトリクスLEDヘッドライト(ダイナミックインジケーター含む)やアクティブセーフティを強化するアシスタンスパッケージ、外観のブラックスタイリング(モール/ルーフレール/ミラー)、専用20インチホイールなどによる迫力ある内・外装、安全装備を充実させながらも価格を89万円増の7,460,000円に抑えたローンチエディションになっています。

アウディQ5のクリーンディーゼルエンジン搭載モデルの価格は、「Audi Q5 40 TDI quattro」が6,360,000円、「Audi Q5 40 TDI quattro sport」が6,570,000円です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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