アウディが「RS 4 アバント」の投入を皮切りに、気になるモデルを続々登場させる2019年の計画を発表

●2019年のアウディは注目モデルが続々登場。まずは「RS 4 アバント」が登場

2019年1月28日、アウディジャパンは東京渋谷区のホテルにメディア関係者を招いて懇親会を開催しました。

その会場において発表お披露目されたのが新型のRS4アバント。「RS」は言わずと知れたアウディのスポーツモデル。展示されたのは、この発表に間に合わせるためにドイツから空輸された日本に1台しか存在しないクルマです。アバントの名前からもわかるようにボディはステーションワゴン。つまりA4アバントをベースにハイパワーチューンを施したモデルです。

搭載されるエンジンは2.9リットルのV6で、従来型4.2リットルV8と最高出力は同一の450馬力ながら、最大トルクは170Nmも高い600Nmを発生。駆動方式はもちろんクワトロの4WD 方式を採用。ミッションは8速のティップトロニックとなります。価格は1196万円で、ステアリング位置は左右どちらも用意されます。

 

今回の懇親会のスピーチで社長のフリップ・ノアック氏は2019年以降のアウディジャパンのローンチ予定を発表。それによれば、今後予定されているのは2リットルディーゼルエンジンを搭載さする「Q5 40 TDI クワトロ」「A6セダン&ワゴン」「Q8」「A1」「TT」そして電気自動車の「eトロン」などとのこと。

それらのラインアップの拡充にともなってディーラーネットワークの拡充も着々と進行。現在126拠点が存在するなかで2拠点を早々にオープン予定、さらに今年中に10拠点をオープンしていくとのこと。さらに、新車を販売するためには中古車販売店の充実も大切で、アウディの認定中古車「AAA」の取扱店舗も現在の50拠点に加えて5店舗のオープンが予定されており、さらに10店舗を増強予定とのことです。

ハード&ソフトの両面から攻め込む今年のアウディ。ちょっと目が離せない存在となりそうです。

(文・写真/諸星陽一)

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諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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