●コンパクトSUVセグメントでの競争力を向上。ジープ・コンパスがマイナーチェンジ
ジープのコンパクトSUVであるコンパスが2019年1月17日にマイナーチェンジを受けました。現行コンパスは2017年12月に日本に投入され、ジープの最上級モデルであるグランドチェロキーを彷彿とさせるフロントマスクなど、同モデルのデザインDNAを継承したプレミアム感あるスタイリングに加えて、ジープ伝統の高い走破性、機能性が特徴。
今回の改良では、機能・装備を強化することで、各モデルの特性をより鮮明に打ち出すとともに、競争激化のコンパクトSUVセグメントにあって、競争力向上が図られています。
4WDと安全装備が特徴である最上級グレード「Limited(リミテッド)」では、START&STOPシステムを新たに採用、リッター当たりの燃費が23%改善。従来「ラグジュアリーパッケージ」のセットオプションだったパワーリフトゲートが標準装備されています。装備を大幅に充実させながらも、価格は据え置きとなっています。
また、ブラックペイントルーフによりスタイリッシュなエクステリアが目を惹く「Longitude(ロンジチュード)」には、新たにクラッシュミティゲーション(衝突軽減ブレーキ)付の前面衝突警報や「LaneSense」車線逸脱警報プラス、「ParkSense」縦列/並列パークアシスト、「Parkview」リヤバックアップカメラ、アダプティブクルーズコントロールなど、「Limited」と同等の運転支援システムが採用されています。
さらに、雨量感知機能ワイパーやオートハイビームヘッドライト、自動防眩式ルームミラーなどが追加され、安全、快適性が大幅に向上しています。これらの装備が加わりながらも、価格は従来の180,000円高と、価格の上げ幅を抑制しています。ほかにも、全車でカーエアコンの冷媒使用量を減少させるなど、環境にも配慮されています。ボディカラーは、5色展開。
搭載されるエンジンは、2.4Lの直列4気筒「マルチエア」で、価格はSport (6AT/2WD)が3,230,000円、Longitude (6AT/2WD)が3,690,000円、Limited (9AT/4WD)が4,190,000円です。
(塚田勝弘)