【レクサス・RC300h試乗】レクサスのスタンダードにしてもらいたい!と思うほどの優れた乗り心地と操縦する楽しさを両立した足回り

続いてはインテリアです。ヒーターコントロールパネルとオーディオパネルを高い質感を表現するヘアライン調に変更。さらに大型化したニーパッドで両端から挟みこむ構成とすることで、上質な空間を実現しています。

インストルメントパネル上にLCと同じデザインのアナログクロックを採用することで、レクサスクーペとしての質感の高さを表現。また内装色はLCを継承したオーカーのほか全7色。そしてオーナメントパネルは全5種類を設定しています。

そして、最後は空力性能の向上やタイヤ・サスペンションの改良による優れた運動性能の実現です。フラッグシップクーペLCの走りのコンセプト「より鋭く、より優雅に」を目指して改良が施されました。空力性能の向上では、サイドウインドウモールのフィン形状化やリアバンパーへのダクト追加によるホイールハウス内の圧力変動を軽減させています。

また、サスペンションはストローク速度が極めて低い状態から十分な減衰力を発揮する改良型ショックアブソーバーや高剛性ブッシュの採用。そして19インチホイール装着車にはグリップ性能を高めた新タイヤを採用することで、優れた操縦性と安定性さらにフラットな車両姿勢を実現しています。

今回行ったレクサスRCのマイナーチェンジはフラッグシップモデルであるLCとのデザインの関係性の強化、そして走りの質感の向上が図られているようです。それでは、マイナーチェンジしたレクサスRCに試乗してみましょう。

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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