DSRC通信(電波ビーコン5.8GHz帯)を使ったETC2.0車載器が普及期に入りつつあります。それでも、従来のETCでも自動(電子)料金収受システムとしての役割は果たしてくれますから、ETCのままで十分と考えている方も多そう。
では、ETC2.0の利点は何でしょうか? それは、インフラ(道路)側のアンテナであるITSスポットとの高速・大容量・双方向通信により、路車協調システムによる運転支援サービスを受けることができる点です。
具体的には、ETC2.0対応カーナビと連動させることで、広域の渋滞情報を駆使した渋滞回避支援、「この先渋滞、追突注意」などの進行方向前方の情報が送られてくる安全運転支援、「圏央道利用について約2割引(圏央道利用分)」などがあります、そのほか、渋滞などの迂回するルートを走行した場合の料金優遇などの導入予定もあります。
魅力的なETC2.0ではありますが、ETC2.0対応車載器は、ETC車載器よりもまだ割高感が高く、普及を図るため多くのキャンペーンが実施されています。
VICSセンターは2019年1月11日からETC2.0車載器アンケートモニター募集キャンペーンを実施すると発表しました。VICS情報はFM多重放送、電波ビーコン、光ビーコンの3メディアで提供されており、電波ビーコンについては5.8GHz帯でETC2.0サービスが展開されています。
このキャンペーンは、VICS情報が提供される3メディアの1つであるETC2.0電波ビーコン(5.8GHz帯)が利用できる車載器の普及促進を支援するもの。 同キャンペーンでは、取扱店でETC2.0車載器を新規購入、セットアップし、WEBアンケートに回頭し、先着5,000名でアンケートモニターとして登録。購入費用からアンケート協力金として1万円を減額するという内容です。
【キャンペーン概要】
■申込期間
2019年1月11日(金)〜 2019年7月31日(水)
(申し込み期間内でも応募が募集数に到達次第、締切)
■キャンペーン対象
対象
キャンペーン取扱店舗でETC2.0(電波ビーコン5.8GHz帯)車載器を新規購入、セットアップを行い、かつ、モニター登録時に1回、1か月後に1回の合計2回のWEBアンケート回答できる方
※発話型の車載器、車両に標準装備の車載器、二輪車用車載器、インターネット販売で購入した車載器は対象外。
■募集数
先着5,000名
■アンケート協力金
10,000円(店頭での請求金額の一部がアンケート協力金として減額)
■キャンペーン取扱店舗の対象地域
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県
(文/写真 塚田勝弘)
【関連リンク】
VICSセンターETC2.0車載器アンケート募集モニターキャンペーン
https://www.vics.or.jp/etc2_cp2018/index.html