三菱自動車が、同社の新車開発を担っている愛知県岡崎市の技術センターにおいて、10月から稼動した新R&Dオフィスビルを公開しました。技術開発の中核となる拠点で、開発人員の増員や働き方・働きがい改革を目的に今回新社屋を建設することにしたそうです。
新社屋の延床面積は約3.5万㎡(地上8階)で昨年6月に着工。本年8月に竣工後、10月から利用を開始。
オフィスには約2,000人が入居しており、3〜8階がオフィスエリア、4階には見晴らしの良い屋外庭園が設けられており、新鮮な空気が吸えるオープンテラスも。また、珍しいところでは2階に祈祷室が設けられています。
真新しいビルだけにオフィス内は明るく、清潔感に満ちており、各フロアでは柱を廃して屋内を一望できるように工夫するなど、見通しを良くする工夫がなされており、CADに向かう設計者がズラリと並ぶ様子は壮観。
岡崎技術センターは同社R&Dの一大拠点であり、今回の開発体制強化に関する説明会では山下副社長が社内外のコミュニケーションをとり易くし、「楽しく仕事をするからこそ、人を魅了するクルマが作れる」をテーマに今後も社内改革に取組んでいきたいとの抱負を述べました。
日産・ルノー関連のニュースが話題になるなか、同社としては3社のアライアンスの力を結集して技術開発に取組む姿勢に今後も変わりはないとしています。(続く)