建設が着々と進む八ッ場ダム周辺を散策(群馬)【車中泊女子の全国縦断記】

10月~11月の第3土曜日と最終金曜日に行われている『八ッ場ダム夜の現場見学会』に参加してきました。なんと無料です! この日は10月最終の金曜日。土曜日は200名くらい集まったそうです。

建設中の八ッ場ダムを間近に見ることができて、しかも夜間という滅多にない貴重な体験です。先着順40名のところ100名ほどが集まり、結局はすべての方が見られるよう数回に分けて案内されていました。集合場所である大栃沢パーキング(特設簡易トイレあり)は満車になってしまったので、参加を希望する方はお早めにお越しください。

拠点としたのは、道の駅【八ッ場ふるさと館】

住所/群馬県吾妻郡長野原町林1567-4
電話/0279-83-8088
営業/9:00~18:00(物産館)、9:30~17:00(食堂)、7:00~19:00(コンビニ)
定休日/無休
駐車場/普通車174台、大型車9台、身障者用3台

物産館、食堂、コンビニ(Yショップ)、足湯、EV急速充電器を併設。足湯からは不動大橋が見え、いい眺めです。

名物の八ッ場ダムカレーパン(180円)はYショップで販売。企画ものと侮るなかれ、カレーがスパイシーでなかなかの出来映えです。ダムはチーズで表現されているので、袋に入れたままにしておくと崩壊します!

コッペパンなど『八ッ場』焼き印が入った商品を買うと、【八ッ場ダムカード】が貰えます。八ッ場ダムカードを持っていると、周辺13ヶ所の施設で割引になるなど様々なサービスが受けられます。

八ッ場ダム スタンプラリーで3ヶ所のスタンプを集めれば、八ッ場ダムカード+オマケ(施設により異なる)ももらえるので、さっそく道の駅からチャレンジスタート。

こちらは、時間軸としては後の事になるのですが、ランチタイムに食べたダムカレー。【八ッ場ダムカード】がついてきました!(笑)『八ッ場ダム夜の現場見学会』でも1枚もらえたので、スタンプラリーと併せると合計3枚にもなってしまいました。

ダムカレーは辛口(舞茸)850円と、甘口(野菜)700円の2種類があります(写真は辛口です)。 コーヒーは、JAFカード提示で無料サービスです。

ちなみに、このオリジナル ダムカレー皿も販売しています! 2,000円のところ、ダムカレーを食べた方は10%オフになります。

道の駅から不動大橋(湖面2号橋)を渡ると対岸に不動堂が建っていて、そこに普通車5〜6台ほど停められます。

そこから不動の滝が見下ろせます。この時季は紅葉も色を添え、美しさ倍増です。

続いて【なるほど!やんば資料館】へ。プレハブなので、一見どこだか分かりづらいのが難点。中にはジオラマや資料ビデオなどがあります。ここで八ッ場ダム スタンプラリーのスタンプ押印。

八ッ場大橋(湖面1号橋)は資料館のすぐ近く。橋の真ん中あたりに高性能の望遠鏡が設置されており、ダム建設現場を間近に見る事ができます。

八ッ場大橋を渡って対岸の川原畑地区にある展望台【やんば見放台】には、うどん屋さんと、何故かトランポリンが設置してあります。

つづら折りの坂道を見るとめげそうですが、スタンプは丘の頂上(展望台)に設置してあるので登らない訳にはいきません。これでスタンプが3つ揃いました。

八ッ場大橋を戻って県道林岩下線へ出たら、不動大橋とは逆方向の川原湯温泉トンネル方面へ左折。トンネル手前、薬師堂が建つ駐車スペース(普通車4台分程度)にクルマを停めて、かつての川原湯温泉街の方へ歩いて行ってみましたが、関係者以外立ち入り禁止となっていました。

源頼朝が発見したと伝えられている川原湯温泉、そのかつての面影はすっかりなくなって、足湯も建物は残っていたものの当然からっぽ。温泉神社(川原湯神社)も跡形なく、更地になっていました。ちなみに川原湯神社は川原湯温泉トンネル手前に遷座しています。

最後は共同浴場【王湯】で日帰り入浴。源頼朝にちなみ、源氏の家紋【笹竜胆(ささりんどう)】があしらわれています。すでに17時を過ぎていたので、18時退館と聞いて焦りましたが、いい湯で癒されました。

新しく移転した川原湯温泉駅や王湯会館などがあるエリアはまだ工事中のところが多く、道がよくわからなくて迷ってしまいました。道の駅で周辺マップを配布していますので、まずそちらを入手することをおススメします。

(松本しう周己)

【関連リンク】

八ッ場ダム夜の現場見学会 – 国土交通省 関東地方整備局
http://www.ktr.mlit.go.jp/yanba/yanba00187h301001.html

この記事の著者

松本しう周己 近影

松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
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