「無印良品」がフィンランドの自動運転バスをデザイン。2020年に実用化へ

自動運転技術の研究開発を行う企業「Sensible 4」が2020年の実用化を目指し、フィンランドで全天候型自動運転シャトルバスの開発を行なっています。名前は「ガチャ(Gacha)シャトルバス」(仮称)。

公共交通機関として実用化を進めているもので、大雨や霧、雪など、あらゆる気象条件下でも機能する世界初の自動運転バスとなっています。

フィンランドでは法律上、公道を走る車両に必ずしも運転手が乗車している必要が無く、自動運転車の開発に適しているそうです。

「ガチャ」は電動式の4駆仕様で、全長4.5m・全幅2.5m・全高2.8m・定員16名。急速充電により100km以上の走行が可能で、最高速度は40km/h。

無印良品を展開する「良品計画」では、昨年からSensible 4との共同プロジェクトとして同バスの車体デザインを担当。前後の区別が無く、照明とスクリーンを一体化したLEDライト、ラウンド型のベンチシートが特徴となっています。

Sensible 4では、来年3月にヘルシンキ近郊でプロトタイプ車を一般公開した後、上半期内を目途にヘルシンキ周辺の3都市で実用試験運行を開始するそうです。

Avanti Yasunori

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㈱良品計画 https://ryohin-keikaku.jp/

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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