【パリモーターショー2018】フィニッシュラインコンディションから謎の車輌まで。会場で見かけた「汚れたクルマ」トップ3

モーターショーに展示されているクルマといえばピカピカに磨き上げられて美しいのは言うまでもありません。しかし時には、理由があって汚れたまま展示してある車両も存在します。例えばパリモーターショーでは、こんな“汚れたクルマ”を見かけました。

1957年式 シボレー3100 ピックアップトラック

企画としておこなわれていたヒストリックカー展の会場で発見。なぜ埃をかぶったまままのか? どうしてサビが目立つほどのオリジナルコンディションを保っているのかは、残念ながら不明です。

1989年式 ポルシェ928GT

2011年に中央アジア周遊、2016年には世界旅行をおこなった1989年式のポルシェ928GT。汚れたままというのは、世界旅行を終えた時のコンディションを維持しているということでしょう。保存されているラリー車でときどきある、「フィニッシュラインコンディション」ですね。

クルマとは関係ありませんが、世界ツアーの際には東京にまで足を延ばしてくれたというのも、日本人としては嬉しいところです。

2018年モデル トヨタTS050ハイブリッド

自動車メーカーのブースにも、まさかの汚れまくりのクルマがありました。それはトヨタ・ブース。2018年のル・マン24時間耐久レースで悲願の初優勝を果たしたトヨタ。パリモーターショーのトヨタブースには、優勝した個体そのものが展示されているのです。

そして、この車両もかなり激しい汚れかた。とはいえもちろん、掃除をサボったまま展示しているというわけではありません。ゴールした時の状態を、あえて手を加えずに保存してあるということです。それにしても見事な汚れっぷりですね。

(工藤貴宏)

【関連記事】

【パリモーターショー2018】DJブースにリビングルーム? 会場で見かけた「ヘンなクルマ」3選
https://clicccar.com/2018/10/09/637791/

【パリモーターショー2018】会場で人気の高かったクルマ5選。3位は3シリーズ、1位はあのSUV!
https://clicccar.com/2018/10/09/637782/

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
続きを見る
閉じる