独・アウディがブリュッセル工場でSUV型EV「e-tron」の生産をスタート

2016年の夏以降、ブリュッセル工場のボディショップ、塗装ショップ、組立ラインを段階的に改築、独自のバッテリー生産設備を立ち上げるなど、EV生産に向けた準備を進めて来たアウディ。

同社は生産工程及び工場施設から排出される全ての二酸化炭素を処理、世界で初めてCO2ニュートラルな生産拠点として認定を受けた同工場において9月3日、SUV型のEV、「e-tron」の生産をスタートさせました。

 

日常ユースに適した航続距離を備え、最大150kWの急速充電ステーションに対応。約30分で充電を完了して、次の長距離ドライブに出発することが可能となっています。

バッテリー技術、および駆動システムの両方を自社開発したそうで、バーチャルエクステリアミラーをはじめとする革新的テクノロジーを搭載。同工場の従業員は「e-tron」生産のためにのべ20万時間以上のトレーニングを受けて来たそう。

アウディで生産・物流を担当するぺーター・ケスラー取締役と、同工場のパトリック・ダナウ マネージングディレクター(画像)がミサノレッドに塗装された生産初号車を出迎えました。

アウディは米サンフランシスコで日本時間の9月18日午後12時30分から開催される同車の発表会の様子を、Webサイトでライブ中継するそうです。

Avanti Yasunori・画像:Audi)

【関連リンク】

Audi e-tron
https://www.e-tron.audi/en

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Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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