【DS 7 クロスバック試乗】「DS」らしい個性的なエクステリアデザインと細部へのこだわり

DS 7 クロスバックは全長4590×全高1895×全高1635mm、ホイールベース2730mmというサイズで、フォルクスワーゲン・ティグアンよりも90mm長く、メルセデス・ベンツGLCよりも70mm短くなっています。

ただし、全幅はGLCよりも5mmワイドで、ショート&ワイドボディもあって全長以上に存在感を抱かせます。なお、プジョー5008よりも60mm長く、55mmワイドで、ホイールベースも5mmだけ長くなっています。

全長的には、ライバル不在といえるDS 7 クロスバック。その大きな魅力は、「DS」ブランドらしいユニークなデザインといえるでしょう。

外観は、6角形のフロントグリルに、3連のLEDヘッドライトが印象的。このLEDモジュールは、ドアロックを解錠すると、180°回転しながら紫色の光を発する仕掛けで出迎えてくれます。

ほかのDSモデルと同様に「DS」のブランドロゴがフロントグリル中央に配され、その上には「S」の文字を象ったエンブレムを配置。

リヤビューも非常に個性的で、しかも高い質感を抱かせます。3D LEDを採用するテールランプは、レーザー彫刻技術により幾何学模様のような造形を採用。さらに「DS」のブランドロゴがテールゲート中央部に加えて、テールランプのサイドにもそれぞれ配されるなど、強烈なブランド・アイデンティティを感じさせます。

サイドでは、フロントフェンダーからリヤに向かって深さを変えるプレスラインが特徴的。

フロントフェンダーは、大径20インチアルミホイール(18インチも設定)を包み込むSUVらしい力強さを強調。フロントフェンダー上のキャラクターラインは、そのままテールランプ上辺と横の連続性を感じさせる線になっています。そのほか、長方形のマフラーエンドなどにより、力強さとスポーティさが後ろ姿からも伝わってきます。

(文/塚田勝弘 写真/平野 学)

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この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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