道の駅うらほろから徒歩約3分の浦幌神社は通称「おっぱい神社」。ご利益いっぱいの理由は?(北海道)【車中泊女子の全国縦断記】

国道38号線沿い、十勝郡浦幌町にある道の駅【うらほろ】から南へ徒歩約3分、【浦幌神社】が鎮座しています。

明治29年(1896)、伊勢神宮より天照皇大神宮の神璽を受けて坂東農場(現浦幌町総合スポーツセンター付近)に祠を建立、天照皇大神を奉祀したのが浦幌神社のはじまりです。一昨年(2016)に御創祀百二十周年を迎え、参道・駐車場が整備されています。

御祭神は天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)と八幡大神(やはたのおおかみ)。八幡大神は勝負の守護神であり、努力が充分に発揮されるよう、合格祈願に訪れる方も多いです。

浦幌神社は通称「おっぱい神社」として知られています。その理由が、こちらの【乳神神社】。御祭神は乳授姫大神(ちちさずけひめのおおかみ)といい、子宝・安産・縁結び・病気平癒(婦人病)の守護神として信仰を集めています。

乳神様は、大正の中ごろ浦幌町瀬多来地区の森にあった乳房のような2つのコブを持つナラの老木を御神木としてお祀りしたのがはじまりです。

昭和57年(1982)に浦幌町厚内箱石の沢で発見された乳石(自然石/硬質砂岩)も安置されており、触れると御神徳が授かるといわれています。

ご神木の、夫婦桂。縁結び・恋結び・夫婦円満の象徴で、五色の祈願短冊に願い事を書いて祈願します。

平成27年より設けられた、バイク交通安全祈願の名刺奉納所。鐡馬御守(バイクのお守)もありました。黒を基調とした、シンプルでいて格好いいデザインですよ。北海道を旅するバイカーの間で、密かな人気スポットとなっています。

伏見稲荷神社は、大正10年(1921)、京都の伏見稲荷神社より分霊を賜り建立されました。名刺の奉納所があり、商売繁昌・仕事成功・立身出世を祈願する経営者や営業マンが多く参拝されるそうです。

実は筆者も昨年の今ごろに参拝し、仕事運が上がるよう名刺を奉納しました。何を隠そう、それが『クリッカー』です。その後から掲載量が増え、個人的にはご利益があったと感謝し、この度「お礼参り」した次第です。

8月25日・26日は夏季神輿渡御祭(みこし祭)、9月20〜21日は秋季例大祭が執り行われますので、参拝されてみてください。

【道の駅うらほろ】
住所:北海道十勝郡浦幌町字北町16
電話:015-576-5678
駐車:普通車 74台/大型 5台/身障者 2台

物産館、レストラン併設。フリーWi-Fi完備。
隣接の【うらほろ森林公園】では、オートキャンプ、バンガロー、パークゴルフ、フィールドアスレチックなどが楽しめます。

ご当地グルメとしては『スパカツ』が有名ではありますが、筆者がおススメするのはこちらの『北海ラーメン』です。エビ・カニ・ホタテなど海鮮たっぷりで、旨味が凝縮された塩ベースのスープも好みでした。

日帰り入浴には、道の駅から徒歩5分くらいで【公衆浴場 健康湯】があります。営業時間は14〜22時(受付は21時30分まで)。月・木曜定休日(7月・8月は月曜日も営業/1月1日〜1月3日はお休み)です。健康湯は沸かし湯ですので、温泉をご希望の方はちょっと遠いですが【うらほろ留真温泉】をどうぞ。道の駅から約18kmです。

浦幌町内には【浦幌町立博物館(浦幌町教育文化センターらぽろ21)】(10〜17時/月曜日休館)もあり、郷土の歴史や産業などが分かりやすく展示されています。

また、キャンプや車内泊旅の観光客向けに、【コインランドリータマちゃん】(6〜22時/年中無休)のアナウンスも積極的に行われているのが嬉しいですね。スーパーフクハラも近くにあるので、お洗濯中にお買い物も済ませられます。長期旅行の中継地点に、立ち寄られてみてはいかがでしょうか。

(松本しう周己)

この記事の著者

松本しう周己 近影

松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
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