日産自動車がプレス向けにリーフやノートe-POWERといった電動化車両をはじめ、セレナやGT-Rなど、軽自動車をのぞくオールラインナップの試乗会を開催しました。
ここでは日産自動車の登録車を牽引するノートe-POWERを改めてご紹介します。2018年上半期の登録車販売台数において、48年ぶり(1970年上半期のサニー以来)に首位に立ったのがノート。その原動力となったのがノートe-POWERです。
7月5日は、モーターアシスト式の4WDも追加し、寒冷地や雪国などの坂道走行や発進時に、後ろからのもう一押し(駆動力)が得られるのが特徴。
ノートe-POWERは、FFでも雪道、氷上でもモーター駆動の利点を活かして、発進時から非常にスムーズなのが美点。モーターアシスト式の4WDが加わったことで、さらに冬道でも安心して走れる選択肢が加わったことになります。
さらに、ノートe-POWERの魅力は、強力な制動感が得られる回生ブレーキを含めた「ワンペダルドライブ」があります。アクセルとブレーキの踏み違えの頻度は、新型リーフほどではないにしても、慣れればアクセルとブレーキペダルの踏み替えが減ることは間違いなく、勾配のある場所でも力強い加速、そして純ガソリンエンジン車などでは味わえない減速フィールが得られます。
ほかにも、発電に専念するエンジンが稼動していても比較的静かな車内、重心の低さを感じさせる乗り味などが魅力のノートe-POWER。さらに、ノートは後席のフットスペースの広さなどの利点がありますから、ファーストカーとしても十分活躍してくれるはずです。
(文/塚田勝弘 写真/前田惠介)