前・後席ともにSUVとしては、ショルダールームや頭上空間は狭いものの、後席の足元はライバルと比べても十分に広く、身長171cmの筆者が前後席に座っても十分に実用になる印象。
荷室容量も通常時で470L、後席を折りたためば最大で1355Lまで拡大します。床下にも大きなアンダーボックスが用意され、小物の収納も容易にこなしてくれそう。X1の505L〜1550Lにはさすがに及ばないものの、日常ユースなら不足はないはず。
なお、メルセデス・ベンツGLAは421L−1235L、アウディQ2の405L−1050L、ボルボXC40の460L−1336Lで、ライバルになりそうなSUVと比べても荷室容量だけでなく、積載性も高いといえます。
1535mmという全高により、1550mmの高さ制限のある立体駐車場にも入庫可能でありながら、上記のような居住性、積載力を備えているX2。新たな都市型SUVとして魅力的な選択肢になりそうです。
(文/塚田勝弘 写真/本間章悟)