【BMW X2試乗】クーペ風クロスオーバーSUVでも居住性、積載性に抜かりなし

前・後席ともにSUVとしては、ショルダールームや頭上空間は狭いものの、後席の足元はライバルと比べても十分に広く、身長171cmの筆者が前後席に座っても十分に実用になる印象。

荷室容量も通常時で470L、後席を折りたためば最大で1355Lまで拡大します。床下にも大きなアンダーボックスが用意され、小物の収納も容易にこなしてくれそう。X1の505L〜1550Lにはさすがに及ばないものの、日常ユースなら不足はないはず。

なお、メルセデス・ベンツGLAは421L−1235L、アウディQ2の405L−1050L、ボルボXC40の460L−1336Lで、ライバルになりそうなSUVと比べても荷室容量だけでなく、積載性も高いといえます。

1535mmという全高により、1550mmの高さ制限のある立体駐車場にも入庫可能でありながら、上記のような居住性、積載力を備えているX2。新たな都市型SUVとして魅力的な選択肢になりそうです。

(文/塚田勝弘 写真/本間章悟)

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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