2018年F1第12戦ハンガリーGPが、ハンガロリンク(4.381km、周回数70周)で開催されました。
決勝前日に行われた予選はウエットタイヤを装着しなければいけないほどの大雨! 水しぶきで前がほとんど見えない厳しい状況を制したのはルイス・ハミルトン(メルセデス)、2番手バルテリ・ボッタス(メルセデス)、3番手キミ・ライコネン(フェラーリ)となりました。
そしてホンダパワーユットを搭載したトロロッソのピエール・ガスリーが6番手を獲得し、決勝でのパフォーマンスに期待が高まります。
決勝日は前日の雨が嘘のような快晴! 最高のレース日和となりました。
スタートでは大きな混乱はなかったものの、ボッタスの背後につき行き場をなくしたライコネンをチームメイトのセバスチャン・ベッテルがアウト側からオーバテイク。3番手に浮上します。
6周目、「ノーパワー」と訴えるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がスローダウン。コースサイドにマシンを止め、リタイアとなってしまいました……。これによりバーチャルセーフティカーが導入されましたが、速やかなマシン回収のおかげですぐにレース再開です。
14周目、上位勢で一番最初に動いたライコネンがピットイン。左リヤに手間取うも、無事ソフトタイヤに交換しコースに戻りました。さらにその翌周、ボッタスもライコネンと同じくソフトタイヤに交換。
首位ハミルトンはウルトラソフトタイヤを上手くマネージメントし、26周目にソフトタイヤへ交換しました。
38周目、ライコネンが2回目のピットインを済ませると、その翌周にタイヤ戦略の違うベッテルがピットイン。ソフトタイヤからウルトラソフトタイヤに履き替えました。しかし左フロントタイヤ装着に時間がかかり(フェラーリ、一体どうしちゃったの!?)、ボッタスをオーバーカットできず3番手でコースに復帰します。
ピット作業で時間がかかる、といっても約2秒。私たちの生活ではあっという間で気が付かないくらいですが、F1となるとこの2秒で作戦が失敗に終わることもあります。秒単位という究極な戦いをしているドライバー、メカニック達ってやっぱりかっこいい!