6500か所以上もの変更を行ったというメルセデス・ベンツの新型Cクラス。そのプレス発表会の会場となったのは、東京・銀座にある新橋演舞場でした。
オープニングは歌舞伎役者、尾上右近さんによる石橋踊りで始まるなど、雰囲気は完全に歌舞伎一色。しかしニューモデルの発表会になんで歌舞伎が?
その答えは、メルセデス・ベンツ日本社長の上野金太郎さんと、尾上右近さんのトークセッションで明らかになりました。
新型Cクラスのカタログを開くと「自らが生み出した、革新さえも超えていく」というコピーが書いてあるのですが、このコピーはまさに、歌舞伎が長い歴史の中で、常に魅力を失わないように心がけてきた理念そのものなんですね。
特にこの日、舞台に立った右近さんは、漫画「ワンピース」を題材としたスーパー歌舞伎に出演するなど、伝統と革新を自ら融合させてきた役者さん。130年以上の歴史を持ちながら、そこに安住せず、つねに変革を追い続けるメルセデスにはピッタリの人物というわけです。
ただでさえ気になる新型Cクラスに、新しい魅力を見つけた1日でした。
(角田伸幸)