メルセデス・ベンツが挑む新たなデザイン思想「Sensual Purity」とは?

BMW「1シリーズ」やアウディ「A3スポーツバック」をライバルに、3代目「Aクラス」で成功を収めたメルセデス・ベンツが今年2月、4代目となる5ドアハッチバックモデル、新型「Aクラス」 を公開しました。

6年ぶりとなるフルモデルチェンジでは、エクステリア・デザインを継承しつつ、上質さや快適さに更なる磨きをかけており、空気抵抗値を示すCd値は0.25を実現。

ボディサイドのキャラクターラインが整理され、シンプル化が図られています。(下画像:現行モデル)

そして6月には「CLSクラス」が新型にスイッチ。

「Sensual Purity(官能的純粋)」と称するデザイン思想に基づき、ラインやエッジを大幅に削減するなど、新型Aクラスにみられるメルセデスの新しいデザイン言語が導入されており、逆スラントのフロントエンドや、細幅でシャープなヘッドランプが精悍な印象を与えると共に、ボディサイドは豊潤な面が強調されています。

新型CLSは「Sensual Purity」の思想を体現したモデルであり、今後のメルセデス車にもその手法が順次導入される模様。

同思想により、従来にも増して「豊かな面作り」が重視され、さらに精悍さを兼ね備えることで、長く飽きの来ないメルセデス車への進化が期待できそうです。

Avanti Yasunori・画像:Mercedes-Benz)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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