新型クラウンに採用されたデンソーテン製の「トヨタプレミアムサウンドシステム」はリアルな音響空間を演出

新型トヨタ・クラウンの「トヨタプレミアムサウンドシステム」として、デンソーテンの「次世代プレミアムサウンドシステム」がメーカーオプションとして採用されています。

デンソーテンは、2017年11月1日に資本構成の変更により富士通テンから社名を変更しました。今後はデンソーグループの一員として、車載ECUやミリ波レーダー、高度運転支援や自動運転技術、電子基盤技術などの開発をより強化していくとアナウンスされています。

同システムは「原音に対して正確な音の再生+立体空間再生」をコンセプトに開発され、16個のスピーカーと12chオーディオアンプからなる本格オーディオシステム。車内で発生するガラスの不要反射音やドアの不要振動音などによる音の乱れを信号処理で制御・補正し、元の音源をより正確に再現できます。

また、立体空間再生として、車内に最適レイアウトされた16スピーカーにより、実際の演奏会場にいるかのようなリアルな音響空間を演出。

信号処理技術やスピーカー自体の材質、形状の設計など、ソフトとハードの両面で、ホームオーディオ事業で培ったノウハウを応用したとしています。上質なホームオーディオで聴いているような明瞭度の高い音質が評価され、新型クラウンへの採用が決まったそう。なお、メーカーオプションになる新型クラウンのトヨタプレミアムサウンドシステムの価格は10万1520円です。

(文/塚田勝弘・写真/前田惠介、トヨタ自動車)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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