【中古車】先代Gクラス・W463型の中古車相場が値落ち中! 狙い目のモデルは?年式は?

まず年式ですが、Gクラスは1991年から国内に導入されていますが、現在流通している中古車の年式を見てみると、1991年と1992年式が各1台ずつありますが、その後1997年式まで全く流通していません。そして1997年からは毎年2~11台という流通台数が2012年まで続きます。

そして大きな転機となるのが9月にディーゼルターボエンジンを搭載したG350ブルーテックが登場した2014年です。この年からは2014年が29台、2015年が39台、2016年~2017年が44台と右肩上がりで流通台数が増えていきます。

グレードでは、2015年12月の一部改良で登場したG350dが70台と最も多く、続いてG350ブルーテックが59台と続きます。その他特別仕様車も含めるとG350dの割合は実に44.7%まで高まります。

G350dに続いて多いのが1999年~2010年式のG500ロングで、56台を占めています。これを見ると、元々Gクラスの主力モデルはG500で、ディーゼルエンジン追加後はG350dがそのポジションを担ったといえるでしょう。またショートボディはG320もわずかに流通していますが、じっくりと選ぶことは難しい状況です。

7人乗りモデルの設定のあるG500ロングの価格帯は280万~1880万円。高年式のGクラスの主力モデルであるG350dの価格帯は718万~1398万円です。車両本体価格は高いですが、ランニングコストなどを考えるとやはり、G350dが狙い目です。年式や走行距離だけで値付けされないGクラス。やはり中古車の中でもその人気の高さは断トツといえる存在です。

(萩原文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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