【2代目スイフトスポーツ・オーナートーク】中古で買うなら2007年の2型以降がお得!? スーパーチャージャー仕様が人気の理由とは?

さてクロスイさんとのお話に戻ります。

── フロントにインタークーラーが見えるところを見るとターボ化したんですか?

「いえ、これはスーパーチャージャー仕様です。ロトレックスの過給器を使ったアールズのEVO2キットという仕様になります」

── どのくらいの出力が出てるんですか。

「計測した時にはあまり調子が良くなかったんですが、197psです」

── 約200psですか!? すごいですね。それでは低速からドカンとトルクが爆発するように走るのでしょうか。

「いえ、機械式のスーパーチャージャーではなくベルト駆動なので、高回転の領域で気持ちよくトルクとパワーが上乗せされていく感じです」

実は二代目ZC31S型スイフトスポーツのカスタムメニューとして、スーパーチャージャー仕様はメジャーだとのこと。M16Aエンジンの持ち味である高回転の伸び感は残したい、でも大幅なパワーアップはしたい、という欲求を一気にかなえるのが、このベルト駆動スーパーチャージャーだというわけですね。

こういう話を聞くと逆に、ノーマルでターボ化されている現行ZC33Sがどんな方向にカスタム進化されていくのかが楽しみになってきます。

(写真・動画・文/ウナ丼)

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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