観覧車がパドックに! 規模の違いに驚き!【ニュルブルクリンク24時間レース初体験レポート・パドック編】

さて、日本から飛行機で飛んで、レンタカーで走りサーキットの手前で一泊しましたが、いよいよサーキットへ到着です。私は今回メディアとして参加するので、事前にメディア申請をしています。そのパスを受け取るために、一旦近所のメディアセンターへ向かいます。そこで申請書を提出し、事前に登録しているものと一致しているかを確認し、誓約書にサインをしたらいよいよメディアパスとカメラマンに支給されるタバードを貰い、サーキットのメディアセンターへ到着です。

世界各国からメディアの人が来るわけで、その広さも結構なものです。今までクリッカーを始め、いろいろな媒体で掲載されてきた憧れのメディアセンターです。そこにいるだけでもワクワクしてきます。日本のサーキットのメディアセンターも異種独特な世界が広がっていますが、海外・特に今回はドイツなので、基本的に書かれているメモや注意書きなどはもちろん全てドイツ語です。ドイツ語は全く読めないので、英語版のメモや注意書きがあるのでそちらを見ています。「簡単な英語くらいは喋れる、聞ける」というものすら身についていない情けなさを改めて体験し、打ちのめされたりもしています。

話がずれましたが、このメディアセンターは広いということもあり、全ドライバーが参加するドライバーミーテョングの会場になるもの有名な話ですが、今回自分が座っている席の後ろに、スバルSTIチームの面々が、ドライバーミーティングを受けているというのも新鮮なことでした。

さて、パドックを見て回ると、参加台数が170台を超える台数がいることで、パドックにはそれらNマシンを積んできて倉庫件休憩室にもなるトランスポーターのトレーラーが所狭しと並んでいます。日本のSUPER GTでもトランポのトレーラーがずらりと並ぶのは壮観な景色ですが、それを超える台数のトランポが並んでいるとそれはそれはただ圧巻な様子です。

中には2階建てになり横にせり出し、空間を広く確保するようになっており、せり出した下の部分で作業ができるようになっているトランポ見かけるなど、驚きのトランスフォームをするトランポもいたりします。

さらにパドック内には各自動車メーカーのホスピタリの建物が設置されていて、メーカーのマシンを展示したり、2階建ての部分では特別な招待客がゆったりと観戦や、食事などが取れるようになっていると思われるスペースがあったりと、日本のサーキットではこのようなホスピタリが設置されることはないので、驚きの部分です。

こういうスペースがあればお客さんはゆったりと自分の贔屓のチームの応援ができるということで、ぜひとも日本のレースでも導入してほしいと思えました。今回は予選日の早い時間帯で取材に回ったので、それほど多くのレースファンはいませんでしたが、決勝が始まれば多くのファンが集まる場所になるのだろうとたやすく想像ができました。

さらに驚いたのが、パドックの端っこに、移動式と思われる観覧車が設置されていること。観覧車に乗りながら高い位置からコースを一望。鈴鹿サーキットにはレーシングコースの隣の施設には観覧車はありますが、コースのパドックに観覧車を設置するなど、いろいろな楽しみかたができるようになっていることに驚きました。

次回は様々な遊びができるイベントスペースの様子をレポートしたいと思います。

(雪岡 直樹)