「高級車」として老若男女を問わず圧倒的な知名度の高さを誇るメルセデス・ベンツ。憧れている方も多いのではないでしょうか?
現在はコンパクトカー「Aクラス」や贅を尽くしたサルーンの「Sクラス」、SUVやスポーツカーなど様々なモデルを販売しており、公式ホームページ上ではその数なんと約40種にものぼります。そこで今回は、その豊富なラインナップの中から今が旬の3台をピックアップします。
スリーポインテッドスターのマスコットをボンネット上に配置するという往年のスタイルはもちろん、レザーやウッドをふんだんに用いて仕立てたインテリアなど、一流の風格を全面に放つ「Sクラス」。
その質感に加えて魅力なのが、車両に設置したセンサーを用いた安全装備です。前走車の追従や車線維持、約80〜180km/hで走行中にウインカーを2秒以上点滅させれば、車両が周囲の安全を確認した上で車線変更を行なうなど、ドライバーの疲労を軽減させる装備が標準装備されています。
なかでも注目は、18年3月に販売された直列6気筒エンジンとISG+48V電装システムを組み合わせた新開発ユニット搭載車。パフォーマンスは367ps/500Nmと、V8やV12エンジン搭載車と比べると見劣りしますが、直6ならではのエンジンの回転の滑らかさや静粛性が「Sクラス」の上質感を引き立てます。
海外では新型が発表され、日本への導入も秒読み段階?の「Gクラス」。新型の発売を待つのも良いですが、現在、台数限定の特別仕様車が販売されているのをご存知でしょうか?それが「G350d Heritage Edition」です。
ディーゼルエンジンと右ハンドルが特徴の「G350d」をベースに、ホイールなど随所をブラックにすることで精悍さを強調するとともに、ボディカラーには通常のラインナップでは設定のない特別な5色を用意。センターコンソールにはシリアルナンバーが刻まれたプレートが与えられるなど、39年に渡る「Gクラス」の歴史を感じられる仕立てとなっています。価格は1190万円。
同じく海外では新型が発表されている「Aクラス」。新型ではタッチ式スクリーンを2枚配置した新インフォテイメントシステムや「Sクラス」に匹敵する安全システムなどの搭載が話題ですが、新型の日本導入を控えていることもあって、現行型の値引きが期待できます。
ちなみに現行型では、レーダーセンサーを用いて前走車を追従するディスタンスパイロット・ディストロニックのほか、カメラで車線を検知して車線のはみ出しを防ぐレーンキーピングアシストといった安全装備はオプションで装着可能となっています。
(今 総一郎)