哀川翔、今年も世界を駆ける! チームFLEX SHOW AIKAWA Racing 2018年参戦発表

4月12日に俳優の哀川翔(以下・哀川選手)が、東京お台場のMEGAWebで今年のラリー活動を発表した。

哀川選手は2018年、アジアクロスカントリーラリーとTGRラリーチャレンジ(TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジ)への参戦を発表した。チームFLEX SHOW AIKAWA Racingとして、TGRラリーチャレンジは昨年に引き続いての参戦、アジアクロスカントリーラリーへは5年ぶりの参戦となる。

どちらのイベントもドライバーは哀川選手が、ナビゲーター(コドライバー)はチームのアドバイザーで先日の全日本ラリー「ツール・ド・唐津」をドライバーとして制した奴田原文雄選手が担当する。

TGRラリーチャレンジは、昨年に引き続き参戦となる。今シーズンの緒戦、八ヶ岳茅野(4/22)へアクアで参戦、次回参戦以降はトヨタ86に乗り換えての参戦を検討中。

こちらはスケジュールの調整が可能な限り参戦との事。 AXCRへは以前使用していたFJクルーザから、ランドクルーザープラド(150プラド)をベースとした車両へ乗り換えて参戦する。

哀川選手は「参加者の半数が完走できないラリーなので、まずは完走。その上でより上位を目指します。」と抱負を語った。

また「AXCRではアジア中の速い奴らが集まって競い合う中で、スタックしている車は皆で助けたりと家庭的な雰囲気がある」「町や村を抜けるとき、現地の方々がものすごく応援してくれるので、速いところを見せてあげたい…が、通過する村で結婚式の車列に追いついた事があって、親族(恐らく台無しにされたと思った)から包丁を持って追いまわされた事がある」と、海外ラリーならではのエピソードを披露した。

奴田原選手は「サーキットと違ってラリーはライバルの見えない自分との勝負。そのなかでのベストリザルトを狙いたい」と参加の抱負を語った。

哀川選手は映画「SS」(2008年公開)に出演を契機に、WRCやAPRC(アジアパシフィック選手権)に参戦。全日本ラリーにもシリーズ参戦の経験がある。「TGRラリーチャレンジは本番の前に前泊して日曜にレッキ(試走)と本番を行うので、モータースポーツの入門にお奨め」とTGRラリーチャレンジ参加の敷居の低さも語った。

なお、アジアクロスカントリーラリーは、ジャングル、山岳、プランテーション、海岸、サーキットなど、アジア各国の特徴豊かな自然・気候の中で開催されており、近年はタイを出発点に開催されている。

2018年で23回目を迎えるAXCRは初開催から昨年までに、タイ・カンボジアを始めとした8カ国を走破している。毎年コース設定・通過国は変わる。FIA(国際自動車連盟)公認のクロスカントリーラリーでダカールラリーと同格式のアジア最大のイベント。 18年大会は、8月12日(日)にパタヤ(タイ)をスタート、18日(土)にプノンペン(カンボジア)でフィニッシュを予定している。

(川崎BASE)