タイのバンコク近郊で3月28日から4月8日まで開催中の「第39回バンコク・インターナショナル・モーターショー」での日産の出展の様子です。
日産で大きなトピックとなったのは今までグレーマーケットと呼ばれる並行輸入でしか手に入らなかったGT-Rが正規輸入されることになったことです。メインステージに展示されたGT-Rはブリーフィングまでは黒いベールに包まれ、ブリーフィングにて華やかにベールオフされました。
GT-Rの標準タイプの価格は1350万バーツ(約4600万円)とかなりの高価格となります。これは各種の税金が高いためで、なかでもタイ国外で製造されたクルマには高い関税が課せられています。
ステージ外の日産車で目についたのがピックアップトラックのナバラです。タイでも都市部ではセダン需要が増えてきていますが、少し郊外に出ると今でもピックアップトラックが主流となっています。理由はさまざまですが、まだまだ未舗装の道路も多く、冠水時などにはピックアップトラックの地上高が役立つほか、仕事にもプライベートにも使いやすいという利点もあるからだと言われています。
(文・写真:諸星陽一)