気温の上昇に伴って、桜の開花宣言が相次ぎ、2018年も徐々に過ごしやすくなってきました。これからの外出日和に家族でお出かけという方も多いはず。行き先なども大切ですが、目的地までの移動を担うクルマにもこだわってみては?
まず紹介したいのが「セレナe-POWER」です。広い室内が魅力のミニバンですが、ユニークなのはそのパワートレーン。発電用のエンジンを搭載し、その電力でモーターを動かして、ボディの重さを感じさせないほど軽快に走ります。また、前走車と車線をカメラで認識して追従走行するプロパイロットとの相性も良く、高速道路での巡行も快適。エンジンは電力が足りない時に作動するため、燃費も26.2km/L(JC08モード)とエコです。
ちなみに「セレナe-POWER」では、2列目シートに左右独立のキャプテンシートを採用。また、各乗員用のUSB電源も設けるなど、長距離・長時間の移動への配慮にも抜かりがありません。
快適な移動車なら、多くの芸能人や政治家そして親方にも重宝されている「アルファード」と「ヴェルファイア」も注目です。
ウッドやレザーなど上質な素材で仕立てたインテリアもさることながら、快適装備が別格。助手席シート用のオットマンのほか、最上級の「エグゼクティブラウンジ」系のグレードの2列目シートにはシートヒーター/クーラーや折り畳み式テーブルが内蔵されています。
17年12月のマイナーチェンジで安全装備を強化し、夜間での自転車や歩行者の検知が可能な「プリクラッシュセーフティ」や車線維持に必要な運転操作の支援を行なう「レーントレーシングアシスト」を新搭載。
ファミリーカーというと真っ先にミニバンを思い浮かべますが、中には「ミニバンはちょっと……」と思う方もいるはず。そんな方にオススメが「CX-8」です。
スタイリッシュなSUVですが、全長:4900mmのボディの内側には3列目シートを備え、最大で7人の乗車が可能です。さらに最上級の「XD Lパッケージ」は大型センターアームレストを設けたキャプテンシートが備わっており、多くのSUVとは一線を画する快適性を乗員にもたらします。
もちろんSUVであるため、悪路走行はミニバンよりも得意。2000rpmで450Nmを誇るディーゼルエンジンの力強さや定員乗車時でも9インチのゴルフバッグが2セット入る荷室、307mmの深さがあるサブトランクなど、アウトドアレジャーが好きなファミリーにもぴったりです。
(今 総一郎)