トーヨータイヤから低燃費が自慢のトラック・バス用オールウェザータイヤ「NANOENERGY M676」が新登場

2018年2月28日、東洋ゴム工業(2019年1月より社名をTOYO TIRE/トーヨータイヤに変更)からトラック・バス用オールウェザータイヤの新モデル「NANOENERGY M676(ナノエナジー)」が発表されました。2018年3月1日から順次発売され、価格はオープンプライスになります。

今回の新製品が発売された背景には、2017年12月、クルマの燃費規制に関して、経済産業省と国土交通省が設置した審議会による2025年度を目標年度とした新たな燃費基準があるそうで、東洋ゴム工業では、トラックやバスといった産業用大型車両においても低燃費タイヤを装着する動きが広がっているそう。

さらに同社は、主に運輸業界がユーザーとなるトラック・バス用タイヤでは、低燃費性能と耐摩耗性能という相反性能を同時に向上させ、同時にウェット性能、耐偏摩耗性能などをバランスよく進化した性能を有するタイヤが要求されるとしています。

今回発表された「NANOENERGY M676」では、同社独自のトラック・バス用タイヤ設計基盤技術「e-balance(イーバランス)」、および材料設計基盤技術「Nano Balance Technology(ナノバランステクノロジー)」を活用。

これらにより、転がり抵抗を同社従来品(M636)よりも31%低減させ、摩耗ライフにおいても耐摩耗性を高いレベルで実現している同社のオールウェザータイヤ(ZEROSYS M666)よりも18%向上させたとしています。

タイヤパターンでは、ブロックの剛性を向上させることで、変形を抑制する「ナノエナジー オールウェザーブロック」により、低燃費性能と耐摩耗性能・耐偏摩耗性能を高い次元で両立。

さらに、タイヤのセンター部からショルダー部にかけて接地性を均一化する「低燃費新プロファイル設計」が採用され、接地性の向上による低燃費性能などが追求されています。サイズ展開は、下記のとおりです。

【3月1日発売サイズ】
・11R22.5 14PR
・11R22.5 16PR
・275/80R22.5 151/148J

【追加予定サイズ】
・245/70R19.5 136/134J
・265/70R19.5 140/138J
・275/70R22.5 148/145J
・295/80R22.5 153/150J
・225/80R17.5 123/122L
・12R22.5 16PR
・11/70R22.5 14PR
・295/70R22.5 151/148J

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
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