アルテオンの安全装備はVWの最新技術が集約されています。後方からの衝突予測機能であるプロアクティブ・オキュパント・プロテクションをはじめ渋滞時追従支援システムトラフィックアシストなど全10種類の予防安全機能を装備しています(Rライン4モーション アドバンス)
アルテオンは車両本体価格549万円のRライン4モーションと599万円のRライン4モーションアドバンスの2グレードが用意されていますが、今回試乗したのは上級グレードのRライン4モーションアドバンスです。
水平のフロントグリルバーがLEDヘッドライトと一体となっているディテールは個性的なだけでなく、ワイドボディを強調。圧倒的な存在感を醸し出します。
インテリアはコクピットにデジタルメータークラスターのアクティブインフォディスプレイやヘッドアップディスプレイなど最新のデジタルインタフェースを採用。先進性だけでなく高い機能性も兼ね備えています。
一般道を走行するときにはアクティブシャシーコントロールDCCをコンフォートに設定しました。ショックアブソーパーの減衰力をコントロールしてくれて、20インチという大径タイヤを装着しているにも関わらず、路面アンジュレーションやつなぎ目の衝撃などをいなしてくれ快適にドライブすることができます。
アルテオンは全長4865mmという大柄なボディですが、実際に運転してみると軽快さが際立ちます。まるでベースがパサートではなく、ゴルフGTIではないかと錯覚してしまうほどでした。DCCをスポーツにすれば、本格スポーツカーに匹敵するパフォーマンスを発揮することは容易に予想できます。
4ドア4シータークーペ流麗なスタイリングのVWアルテオン。フラッグシップに相応しい乗り味と安全性能そして高い実用性を兼ね備えたVWの魅力が凝縮されたモデルに仕立てられています。
(萩原文博)