2月10日(土)から2月12日(月・祝)までの3日間、大阪・南港にあるインテックス大阪(大阪市住之江区南港北1-5-102)で、西日本最大級のカスタマイズイベント、大阪オートメッセ2018が開催となります。
そのオートメッセの開催初日、そのオートメッセと、世界最大級のオークションサイトであるeBay(イーベイ)が協業するという発表がなされました。
これは、イーベイを通じて、日本の自動車関連パーツを販売していこうというもので、海外での販売展開をする際に課題となる、販売ルート、言語、商慣習、料金決済、さらには商品の送付といった面倒な手続きをクリアしてくれるというもの。
具体的な内容としては、今回この協業に合わせて、イーベイのクルマ関連パーツをまとめたポータルサイト「ebay motores」中に、海外向けのインターネット通販ストア「ジャパン・オートパーツ・バイ・オートメッセ(Japan Auto parts by Autommesse)」というサイトが立ち上がるということです。
発表会では、日本専売車両(JDM)人気の高まりなど、海外の日本車ユーザーは増え続けていることを強調。さらにアメリカでは25年ルール(アメリカの安全基準や燃費試験を通っていなくても、製造から25年を経過した車両はクラシックカーとして扱われ、一般道で乗ることが可能となる制度)によって、日産スカイラインGT-R(R32)やホンダNSX(NA1)など多くの日本の人気車も輸入解禁となるということです。
そんな背景もあって、日本製パーツのニーズは高まっており、それらを入手するハードルがこれまで以上に高まり、この越境ECストアの必要性も高まっています、と登壇したイーベイ・ジャパンの佐藤丈彦代表取締役社長は訴えます。
これにより、海外展開が難しかったパーツメーカーなども参入ができ、業界全体が販路を拡大できるとしています。
最後には、単なるECサポートサービスではなく、日本の優れた自動車用パーツを世界に紹介し、日本のモノづくりの確かさ「JAPAN QUALITY」を世界に改めて示すきっかけとしたいと訴えていました。現時点では英語のみの対応ですが、質問などの返答もこの「ジャパン・オートパーツ・バイ・オートメッセ」が対応してくれるということです。
サイトのオープンは4月1日。この事業規模については、2021年までに総売り上げ2億円を目指すとしています。
(青山 義明)