BMWの旗艦2ドアクーペ「8シリーズ」の派生モデルである「8シリーズ カブリオレ」の市販型プロトタイプが、初めて寒冷気候テストに姿を見せました。
捉えた最新プロトタイプは、これまでで最も軽いカモフラージュ姿。開発は最終段階と思われ、ヘッドライトやテールライトには市販型パーツを装備していることが分かります。テールライトはには「OLED」(有機発光ダイオード)採用の可能性もあるとレポートされています。
また以前の開発車両より大口のエアインテーク、大径ツインエキゾーストパイプ、写真の色合いで分かりづらいですが、ブルーのブレーキキャリパーを装着しており、頂点に君臨する『M8』の下に位置する『Mパフォーマンス』バージョンの可能性が高いようです。
「8シリーズ/カブリオレ」のパワートレインは、3リットル直列6気筒DOHCターボエンジン、並びに4.4リットルV型8気筒DOHCターボエンジンを搭載予定ですが、Mパフォーマンスの『M860i xDrive』には、『M760i xDrive』から流用される6.6リットルV型12気筒スーパーチャージャーエンジンが搭載されると思われます。
初代「8シリーズ クーペ」は1990年から1999年まで生産されており、当時「カブリオレ」の開発も進められていましたが、コストパフォーマンスなどの面から市販化を断念していました。そのため「8シリーズ カブリオレ」の市販化は、BMWにとって実に20年来の夢の実現となります。
夢の実現は、2018年秋が有力です。
(APOLLO)