年々厳しさを増しているというユーロNCAP。日本のJNCAPよりも厳しいとされているユーロNCAPは、JNCAPよりも評価項目が多くなっています。
2018年頃からは、横から飛び出してくる自転車へのエマージェンシーブレーキ試験が追加されると予想されていて、私もコンチネンタルの試験をテストコースで体感したことがありますが、各メガサプライヤーなどが開発を急いでいます。
そんなユーロNCAPで、SUBARU XVとインプレッサ(欧州仕様車)が「2017年ユーロNCAP」において最高評価「ファイブスター」獲得。しかも、全車中でトップとなる「ベスト・イン・クラス・セーフティ賞」をスモールファミリーカー部門において受賞しました。
SUBARU XVとインプレッサは「SUBARU GLOBAL PLATFORM」を採用し、安全性能の進化にも貢献していて、「乗員(成人)保護性能」、「乗員(幼児)保護性能」、「歩行者保護性能」について「スモールファミリーカー」部門で最高得点を獲得。さらに、標準装備される「アイサイト」により「安全支援性能」についても高い評価を得たそうです。
なお、SUBARU XVとインプレッサは、日本のJNCAPでも過去最高の得点を獲得。2016年度には、衝突安全性能評価ファイブスター賞対象車種で、衝突安全性能評価の得点が従来の最高得点を超えた車種に与えられる「衝突安全性能評大賞」を受賞しています。
(塚田勝弘)