次期RAV4…ではなく、新しい小型SUV。トヨタが「Future Toyota Adventure Concept」を初公開【LAオートショー2017】

1枚のティザー写真が公開され、一部で次期RAV4か? あるいは次期ランドクルーザーか? という憶測を呼んでいた「Future Toyota Adventure Concept(FT-AC)」。12月1日から一般公開されるロサンゼルスオートショーで初公開されました。次期RAV4を示唆するモデルかは現時点では分かりませんが、小型SUVのコンセプトカーと発表されています。

「FT-AC」は、山岳地帯でのキャンプや川下り、マウンテンバイク走行など、本格的なアウトドアを楽しむ層をターゲットとしたデザインコンセプトという位置付け。

トヨタによると、ランドクルーザーなどの同社SUVの伝統を踏襲した力強く大胆なデザインとSUVならではの悪路走破性を狙っているそうです。

さらに、取り外し可能なフォグランプやサイドミラー付属のカメラのほか、撮影映像をクラウドにアップロード可能な車載Wi-Fiなどを装備することで、アウトドアをいっそう楽しくするような提案も盛り込まれています。

外観で目を引くのは、拡幅されたフロントグリルと側面まで回り込んだLEDヘッドライトが特徴の顔つき。ロングホイールベースとワイドフェンダーに20インチホイールが装着され、SUVらしい力強さが強調されています。

想定されるエンジンはガソリンエンジンとのことで、ドライブトレーンには左右後輪にトルクを配分するトルクベクトル式4WDシステムを設定。最適なトラクションコントロールにより路面に応じたセッティング切替機能やデファレンシャルロック機能も搭載。これにより四輪の最適なグリップ制御を行い、優れた操縦安定性とダイナミックな走行性能を実現するとしています。

もちろん、低燃費と4WDシステムの走破性を両立した次世代ハイブリッドパワートレーンの搭載も想定しているそうです。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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