ベントレーの2ドアクーペ『GT』のドロップトップバージョンとなる『GTC』次期型が、豪雪のスカンジナビアでウィンターテストを開始しました。
撮影時はマイナス10度の極寒状態でしたが、開発車両はルーフをオープンにし、ボディの状態を確認していました。
極寒のなかでもオープンにできるのは、メルセデス「Eクラス カブリオレ」でも採用されている「エアスカーフ」システムを採用しているから思われます。
この機能により、シートバックに内蔵した超小型セラミックヒーターにより首周りを温めてくれます。また空気の流れを上方に跳ね上げるエアキャップも搭載し、真冬でもオープンルーフを楽しめます。
次期型ではポルシェと共同開発された「MSB」と呼ばれる新しいプラットフォームを採用、約150kgもの軽量化を図ると予想されています。クーペの「GT」同様に、2015年のジュネーブモーターショーで公開された『EXP 10 スピード 6』の意匠を継承するグラマラスなボディは、オープンボディを引き立てています。
パワートレインは、ベンテイガやGTと共有する新世代6リットルW12型ツインターボ「TSI」エンジンを搭載し、最高出力635ps、最大トルク918kgmを発揮。0-100km/h加速は3.8秒と同クラスオープンモデルとしてはトップクラスです。
エンジンやエクステリアだけでなく、室内でもインテリアやインフォテイメントシステムをGTと共有するでしょう。
ワールドプレミアは2018年3月のジュネーブモーターショーが有力で、2019年にはV8モデルやプラグインハイブリッドモデルの投入も予定されています。
(APOLLO)