なぜその言葉!? ドライバーが覚えた日本語が面白い【TOYOTA GAZOO Racing WRC 2017年シーズン報告会】

今シーズン、トヨタと一緒に戦ってきたドライバー達。日本のイメージで変わったことはあったのでしょうか。思いきって聞いてみましたよ!

「日本には4回ラリー・ジャパンで来ていますので、日本の文化には慣れていたと思います。80〜90年代にトヨタがWRCで活躍していたのを知っていますから、それが18年振りにトミ(マキネン)が率いることになり、そこに私が参加できることは光栄でした。後、こういったプレスカンファレンスをやっていても全てが理路整然としているのが、日本らしいなと思いました。私は軍隊に所属していたことがあるので、とても好ましく思います」(ヤリ-マティ・ラトバラ)

「日本に来たのは、4年前アジア・パシフィックラリーで来て以来2回目となります。今回、新幹線に乗って日本の風景を見る事ができました。後、人がこれだけ多いのにも関わらず非常に安全ですよね。礼儀正しい所も良いと思いました。日本ってこういう文化なんだという全体的な理解が深まりましたね。日本のスタッフも良い人が多いし、全部プラスの印象です」(エサペッカ・ラッピ)

また覚えた日本語はあるか聞いてみたところ、ラトバラは「簡単なものだけど……『おはよう』『ありがとう』『はい』『お元気ですか?』を覚えました。まだまだ勉強中です」とさらりと答えてくれたのに対し、しばし考えるラッピ。

すると突然「思い出した、『生きがい』だ!」と答え、予想外の日本語に一同大爆笑でした。一体どこで覚えたの(笑)!? さすがのラトバラも初めて耳にした言葉だったらしく、「それ、どういう意味?」と聞いていましたよ。

そして最後にマキネン代表から来シーズンの目標、ファンへのメッセージが送られました。

「2018年初戦のモンテカルロに向けて準備をしていますけれども、今シーズンを通して集めたデータはかなりきっちり揃っていますし、ぜひ活かしたいですね。来年目指したいのは『コンスタントに結果を出す』ということです。チーム一丸となって彼らが全開で攻められるようにサポートをしていきたいです。そして彼らは非常に努力家でもありますので、彼らがチームのお手本にもなっているのではないかと思います。また、こんなに多くのサポートがあり嬉しく思います。来年は皆さんの期待に応えられるように、努力したいと思います」

WRC 2018年シーズンは1月25日、伝統のラリー・モンテカルロからスタートします。「学びの年」からパワーアップしたトヨタがどのようなパフォーマンスを見せてくれるか、本当に楽しみです。そして、来シーズンはチャンピオンを獲ってくれると信じています!

(yuri)

この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
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