【東京モーターショー】創立40周年を迎えたニコル・オートモビルズは2台のBMWアルピナをジャパンプレミア

アルピナはBMWをベースとしたスペシャルメイドの自動車を製造するメーカーです。チューニングメーカーだと思っている方も多いようですが、ドイツ最小の自動車メーカーとして登録されています。

日本でアルピナを扱っているのはニコル・オートモビルズという会社で、その前身はニコル・レーシングという会社になります。

ニコル・レーシングはレーシングドライバーであった社長のニコ・ローレケ氏が1977年に創立、当初はアルピナのレーシングパーツを輸入していましたが、すぐにアルピナ製のクルマの輸入を開始。この40年の間に5000台を超えるBMWアルピナ車の輸入を行ってきました。

今年は創立40周年ということもあり、富士スピードウエイで記念イベントを開催。150台を超えるBMWアルピナ車と1000名を超えるゲストが集合しました。

また、今年は40周年ということもありドイツアルピナ社のアンドレアス・ボーフェンジーベン社長も来日。

「この10年以内でモデルバリエーションを倍に増やしました。それはディーゼルから、SUV、4ドアクーペと広がっていきました。この先の10年は全自動運転といったテーマが大規模メーカーによってすすめられていく事でしょう。しかし、ドライブを楽しむということは私たちのような小規模メーカーにとって提供するものの中核であることには変わりはなく、私たちも今後もこのままであり続けます」

とコメントしました。

今年、ニコル・オートモービルズは2台のアルピナ車をジャパンプレミアしました。 1台はB5 Bi-turboツーリングで、608馬力の4.4リットル・V8ガソリンエンジンを搭載しています。BMWのツーリングモデルにはV8エンジン搭載車はなく、唯一の存在となるモデルとして注目を浴びています。もう1台はディーゼルエンジン搭載のセダンで、326馬力の3リットルモデル。いずれも4WDとなり、高い安定性を誇ります。

(諸星陽一)

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諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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