3億円オーバーのハイパーカー、アストンマーティン・ヴァルキリーが公開。公道デビューは2019年!?【新車】

2017年10月4日、表参道でイギリスのスポーツカーブランド・アストンマーティンとレッドブルレーシングが開発しているハイパーカー「アストンマーティン・ヴァルキリー」が公開されました。

ちょうど1年前の2016年10月にアストンマーティンとレッドブルレーシングによるプロジェクトが発表され、この時点ではAM-RB001というコードネームで呼ばれていました。会場に展示されたAM-RB001はモックアップでしたが、今回公開されたアストンマーティン・ヴァルキリーのエクステリアデザインは95%完成しているとのことです。

プロトタイプマシンもしくはF1にカウルを付けたような大胆なスタイルのアストンマーティン・ヴァルキリーですが、以前販売したアストンマーティン・ヴァルカンとは異なり、ナンバーを付けて公道を走行できるというのが最大の特徴でしょう。

車両重量1000kg、最高出力1000psを目指しているアストンマーティン・ヴァルキリーのボディはカーボンで構成。エイドリアン・ニューウェイがダウンフォースを追求したボディは強大なダウンフォースを生み出すように大胆なデザインを採用しています。

エアの乱流を防止し、スタイリング面でもすっきりとした印象を与えるため、従来のドアミラーに代えてボディ両側にリア方向を映し出すカメラを設置しています。カメラの映像はドラミラーにならい、Aピラー基部に設置されたディスプレイに表示されます。

ティアドロップ型のコクピットは室内スペースを最大限確保するため、シートは直接フロアに設置されています。さらにドライバーが運転に集中できるようにすべての操作スイッチをステアリングホイールに集約。LEDスクリーンに運転に必要な情報を表示。またステアリングホイールは着脱可能な設計となっており、ドライバーの乗降性を高めると同時に盗難防止デバイスとして役立ちます。

150台限定生産されるアストンマーティン・ヴァルキリー。気になる価格は200万〜250万ポンド。日本円で約3億〜約3億7000万円と値段もハイパーです。しかしすでに完売となっていて、多くの人がキャンセル待ちをしているそうです。日本には11台上陸する予定になっています。ヴァルキリーが公道を走る姿を見られる日が待ち遠しいですね。

(萩原文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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