トヨタの若手有志が開発する「空飛ぶクルマ」が2018年内にテスト飛行へ!

2020年に開催される東京五輪の開会式で「スカイドライブ」による聖火への点火を目指しているそうで、9月14日には愛知県と東京都の2カ所に開発拠点を設置すると発表。同日、垂直離着陸機「SkyDrive SD-01」の試作図を公開しました。

四隅に張り出したフェンダー部が飛行時にプロペラに変形する構造になっています。

試作機の製作など、機体開発のメインとなる愛知拠点は豊田市が9月17日に開所する「ものづくり創造拠点SENTAN(センタン)」に、部品など試作品の製作を行なう東京拠点は、富士通とテックショップジャパンの支援により会員制オープンアクセス型DIY工房「TechShop Tokyo」に開設するそうです。

ちなみに「スカイドライブ」の概要は以下となっています。

■基本コンセプト

・世界最小サイズ
・公道から離陸可能
・直感的に操縦可能

■機体スペック

機体サイズ:全長2.9m×全幅1.3m×全高1.1m
飛行速度:MAX100km/h(目標)
走行速度:MAX150km/h(目標)
飛行高度:~10m

■開発マイルストーン

2017.09 SkyDrive for Olympicモデル設計公開
2018.07 無人機デモ一般公開(予定)
2019.01 有人機デモ一般公開(予定)
2020.07 東京オリンピック開会式にて聖火点灯デモ
2023.XX 一般販売開始(予定)

来年7月にはトヨタ自動車の社内イベント「わくわくワールド」にも出品されていた「スカイドライブ」の模型機が実機となって登場する予定。同機が垂直浮上して会場を飛行する日が大いに待たれます。

Avanti Yasunori・画像:トヨタ自動車)

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この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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