以前お伝えしたように、コンパクトSUVのフォルクスワーゲンT-Rocがフランクフルトモーターショーで一般公開されました。なお、今回はスポーティ仕様の「R-Line」が初めて披露されています。
先に日本でも発売されたアウディQ2と同じように、モジュラープラットフォームの「MQB」を使った「T-Roc」は、日本ではQ2を下まわる価格設定に期待したくなります。なお、Q2で最もベーシックな仕様(一部、安全装備などをのぞく)は300万円を切っています。
下記は、欧州仕様で日本仕様ではありませんが、概要をお届けします。スリーサイズは全長4179×全幅1831×全高1501mmで、ホイールベース2595mm。エンジンは1.0L、1.5L、2.0Lのガソリン(TSI)と1.6Lと2.0Lのディーゼル(TDI)を設定。
駆動方式は前輪駆動(FF)と4WDが設定され、SUVならではの存在感とスポーティなコンパクトモデルの俊敏性を融合させたそうです。多様な仕様を用意するのも特徴で、 とくにカラーコンビネーションによって、このセグメントにインパクトを与えるはずとしています。
T-Rocは、フォルクスワーゲンのSUVとしては初めて、ルーフセクション(Aピラーとドアミラーハウジングを含む)に対照的なカラーを配した2トーンの仕様をオーダーすることも可能です。
ほかにも、最新のアシスタンスシステムである「Front Assist(フロントアシスト)」、「Lane Assist(レーンアシスト)」を標準装備しているほか、「Traffic Jam Assist(トラフィックジャムアシスト)」をオプション設定)。さらに、新世代に進化した「Active Info Display(アクティブインフォディスプレイ)」も用意されます。
軽快なフットワーク、高効率エンジン、最新のコネクティビティに加えて、ゴルフに匹敵する乗り心地などが確保されているそうですから楽しみです。
(塚田勝弘)
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