英国のベントレーは高級車ブランドであり、時流に乗ってベンテイガというSUVも投入しています。しかし、元々はスポーツカーメーカーとして名をなしてきただけあって、ミュルザンヌなどのショーファー的なモデルであっても本質はドライバーズサルーンだったりします。
「フランクフルトモーターショー2017」で公開された新型ベントレー・コンチネンタルGTは、「究極のラグジュアリーグランドツアラー」を謳っています。2代目も十分に超高性能グランドツアラーを謳う資質を備えていましたが、新型はW12気筒の6.0L ツインターボがさらに強化され、2代目の590ps/720Nmから635ps/900Nmに引き上げられています。
これにより、0-100km/h加速は3.7秒(0-60mph加速は3.6秒)で、最高速度は333km/hに到達。なお、欧州値での航続距離は740kmに達するそうです。
技術面のトピックスも数多く、進化したアダプティブシャシーは48Vのシステムを採用し、路面状況を問わず優れた乗り心地と圧倒的なハンドリングを実現したそうです。さらに、ロールをコントロールすることで、快適性を確保したとしています。
外観はシャープなラインが特徴で、スポーティなテイストが印象的。内装はフルデジタル化されたコクピット的な仕上がりになっていて、もちろん高級かつモダンな仕上がりになっているのは写真からも伝わってきます。
(塚田勝弘)