ハミルトン優勝でドライバーズチャンピオンシップトップに!ポディウムでサインを貰う為のユニークグッズとは?【2017年F1第13戦イタリアGP】

31周目にベッテルがタイヤ交換のためピットインすると、ハミルトンとボッタスもそれに反応してピットイン。1番手ハミルトン、2番手ボッタス、3番手ベッテルと順位は変わりません。

今回誰よりもポジションアップしたのが、16番手スタートのリカルドでした。上位勢がスーパーソフトタイヤを装着する中、ソフトタイヤでスタート。レース序盤から前を走るマシンをどんどん抜いていき、37周目にピットイン。5番手でレースに戻りました。

スーパーソフトに履き替えたリカルドは、ソフトを履くライコネンを41周目にパス。4番手にポジションを上げます。チームからは「前にはベッテルがいる、いけるぞ!」と気合いの無線が飛びます。

ベッテルを1周1秒速いペースで追いかけていきましたが、残念ながら届かず……。しかし、素晴らしい走りと戦略で見ているファンを楽しませてくれたリカルドは、私的イタリアGPベストドライバーです!

終始完璧な走りをみせたハミルトンが見事ポール・トゥ・ウイン! 2番手ボッタス、3番手ベッテルとなりました。

そしてついにハミルトンは、ベッテルを抜きドライバーズ・チャンピオンシップのトップに躍り出ました。しかし、ポイント差は3ポイント。どのような展開になっていくのか、まだ分かりません。これからのチャンピオンシップ争いがますます楽しみになってきましたね!

イタリアGPの表彰式は他のグランプリと一味違います。通常、ポディウムはピットレーン側のファンからは遠い場所にあるのですが、アウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァのポディウムはコース上まで伸びており、すぐ下まで行くことができるんです。

レースが終わると、コース上はあっという間にティフォシ達でいっぱいに。巨大フェラーリフラッグを広げたり、イタリア国旗色の紙吹雪が舞ったりと、イタリアGPならではの光景が広がります。

そして今年もありました! ポディウムまでびょんと伸びるサインペン付きフラッグや、「ここにキャプを入れて!」とメッセージが書かれたミニバスケットゴールが!! 毎年様々なアイテムを駆使してサインをゲットしようとするファンの姿を見るのが、イタリアGPの楽しみでもあります。

おかげでインタビュー中、フラッグがかぶりドライバーの顔が見えないこともしばしばありましたが……(笑)。それはご愛嬌ってことで。

 

そんな中、ベッテルがイタリア語で「最高のファンだよ。ありがとう!」とメッセージを送ると、ティフォシ達は大盛り上がり! ベッテルもフラッグにサインをしたり、カメラマンの持っていたカメラを担いでファンを撮影したりととっても楽しそうでした。

ティフォシから熱いパワーを貰ったベッテル。きっとこのままでは終わらないでしょう。今後のレースにも期待したいです!

イタリアGPリザルトは以下の通りです(ポイント圏内のみ)。

順位/No./ドライバー/チーム
1/#44/ルイス・ハミルトン/メルセデス
2/#77/バルテリ・ボッタス/メルセデス
3/#5/セバスチャン・ベッテル/フェラーリ
4/#3/ダニエル・リカルド/レッドブル
5/#7/キミ・ライコネン/フェラーリ
6/#31/エステバン・オコン/フォースインディア
7/#18/ランス・ストロール/ウィリアムズ
8/#19/フェリペ・マッサ/ウィリアムズ
9/#11/セルジオ・ペレス/フォースインディア
10/#33/マックス・フェルスタッペン/レッドブル

(yuri)

この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
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