「ペダル踏み間違い事故」に対応した機能を装備したトヨタ・クラウンの特別仕様車「J-FRONTIER Limited」

トヨタのハイエンドサルーン「クラウン」に特別仕様車“J-FRONTIER Limited”が登場しました。

ベースに選ばれたのは、アスリートS-T(2.0リッター・ターボガソリン車) /アスリートS(2.5リッターハイブリッド車)/ アスリートS Four(2.5リッターハイブリッド車4WD)の3グレード。漆黒メッキのフロントグリルや本杢目をあしらったレザーステアリング、ウルトラスエード×本革シート表皮、アルミペダル(アクセル・ブレーキ)などクラウン・アスリートらしいスポーツラグジュアリーを強調する内容となっています。

比較的、ベテランドライバーに支持されているクラウン。ドライバーのヒューマンエラーをカバーする先進安全装備は重要視されるところ。今回の特別仕様車には、単眼カメラとミリ波レーダーを使った先進安全装備「トヨタセーフティセンスP」に加えて、アクセルペダル踏み間違い時の衝突被害軽減を実現する「インテリジェントクリアランスソナー(ICS)」を特別装備しているのが特徴です。

さらに、歩行者も検知するプリクラッシュブレーキ(対歩行者は約10~80km/hで作動)、レーンディパーチャーアラート(車線逸脱警報)、アダプティブハイビームシステムも備えているため、政府が官民連携で推奨する安全運転サポート車の分類において、高齢運転者に特に推奨する「セーフティ・サポートカーS(通称 : サポカーS)」の「ワイド」に相当する先進安全装備を備えているということになります。もちろん、先行車に追従するACC(アダプティブ・クルーズコントロール)も備えています。

メーカー希望小売価格(消費税込)は、アスリートS-Tが4,546,800円、アスリートSが4,978,800円、 アスリートS Fourは5,194,800円となっています。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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