世界で初めて実用的なロータリーエンジンを搭載したマツダ「コスモ・スポーツ」が1/8スケールで蘇る!

スケールモデルの開発にあたっては生産台数の多い後期型「L10B」モデルを完全レストアした上で、最先端の3Dスキャン技術を駆使してデータ化。膨大な資料も参考にしながら流麗なフォルムを忠実に再現するとともに、各ランプ類もLEDで点灯/点滅、エンジン音なども忠実に再現しています。

エンジンルームに搭載後は見えなくなる車載用の2ローターエンジンについても、本体内部までしっかり作り込まれており、内部のローターやシャフト、クラッチ機構までリアルに再現するコダワリよう。

完成時のサイズは以下となり、ダイキャスト製ならではの重量感に溢れています。

コスモ・スポーツ(1/8スケール)  全長52cm×全幅20cm×全高14.5cm
ロータリーエンジン(1/2スケール) 高さ約16cm×幅約17.3cm×厚さ約6.3cm

創刊号は記念DVD付きで、「マツダ・コスモスポーツと模型紹介」「What’s Rotary Engine?」「ロータリーエンジンへの挑戦」「歴代ロータリーエンジン搭載車」の4部構成となる模様で、実際にマツダの社員が登場する貴重な映像や、マツダの社内をコスモ・スポーツが走行する映像なども鑑賞できるそうです。

旧車好きのみならず、マツダファンにはたまらない内容となっていますが、このシリーズ、毎週1号ずつ組立てる方式なので、完成までに2年近くかかる計算。完成品が欲しい、もしくは組立てに自信が無い人向きには完成品も発売されるそうですが、こちらは本体価格に加え、組立て費用59,400円(税込)が別途必要となります。

毎号の到着を楽しみにしながら、コツコツと作業を継続できるタイプの人に向いている商品と言えそうです。

Avanti Yasunori・画像:DeAGOSTINI)

【関連リンク】

コスモスポーツ&ロータリーエンジン生誕50周年!週刊「マツダ・コスモスポーツ」
https://deagostini.jp/maz/

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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