先代よりも荷室を拡大。利便性も向上させた、新型BMW 5シリーズツーリング

根強い人気がある輸入ステーションワゴンの中でも、メルセデス・ベンツEクラス・BMW5シリーズ・アウディA6アバントのEセグメント3モデルは、ステータスと実用性を兼ね備えた実力派モデル。

4代目にスイッチした5シリーズ ツーリングは、全長4950×全幅1870×全高1500mm(試乗車の523d ツーリング・ラグジュアリー)というサイズ。

ライバルは、メルセデス・ベンツEクラス ステーションワゴン(全長4940×全幅1890×全高1465mm)、アウディA6アバント(全長4955×全幅1875×全高1495mm)というサイズで、3車ともにほとんど大差なしと言ったところでしょうか。

前後席ともに足元、頭上、横方向ともに十分なスペースが用意されているのはもちろん、シートサイズも大きく、身長171cmの私だとすっぽり包まれているような着座感になります。

走りや技術面は別の記事に譲りますが、セダン同様に部分自動運転が採用され、10.2インチのタッチパネル機能式ディスプレイを搭載したインパネなどもセダンと同じ。

ワゴンの特徴である荷室は、570Lという大容量で、最大で1700L(先代よりも30L拡大)まで広げることができます。

ボタンによるワンタッチ操作で可倒可能な「4:2:4」分割可倒式リヤシート、テールゲート自体を開けなくても小さな荷物の出し入れが可能な独立開閉式のガラスハッチなども装備。また、リヤバンパー下のキック動作で開閉できるハンズフリーテールゲートも用意されています。

さらに、荷室下の床下収納、後席を完全に折りたたんだ状態でも荷室が使えるラゲージ・パーティション・ネットが標準装備されています。

BMW5シリーズ ツーリングの価格帯は650万〜1069万円で、試乗車523d ツーリング・ラグジュアリーは、813万円です。

(文/写真 塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる