グレートレース3日目のスタートは少しゆっくり。良く寝て疲れも少し回復したので、新しい気持ちでレースをスタートできた。
レース中は手元のコマ図を見て、標識や目印を探し続ける。なのでなかなかゆっくりと景色を楽しむ事は出来ないのだ。しかし小さな町の中や、田舎の道は20から40キロぐらいのスピードで走るので、少しだけ風景を見ることができる。
今日のコースでは広い土地に建つ大きな家に、お庭の芝生は完璧に整えられ、馬やロバ、牛などがいる場所を走った。のどかで自分が競技中でる事も忘れてしまう素敵な田舎道。
芝生をキレイにしているおじさんや、庭から応援してくれる、子供や家族がみんな手を振って応援してくれるのが嬉しかった。
牛も放牧されている場所にある沼?のようなところで水浴び。初めてみる家の敷地で牛が水浴びにびっくりした。
本当に時間がのんびりとしていて止まったかのようなのどかな風景に気持ちがほぐれた。
アメリカの田舎のお家の共通点はどこもブランコと玄関にイス、驚くほどに綺麗整えられた芝生。お家の外見も本当手入れが行き届いて綺麗だった。
フリーウェイを走るとどこまでも続く広い空に感動し、田舎では広大過ぎる広い土地に広い広い畑。観光では絶対に来ない場所を通るこのレースの楽しみ方の1つを感じられるようになった3日目だった。
明日からは他の参加者とももっと積極的に話をし、グレートレースの競技以外の素晴らしさを発見出来るようにと思っている。
(文:小島なつき/写真:上野訓宏)