ヒートアップする発言は「ホンダを愛している」から!? フェルナンド・アロンソ大特集【F1速報×F1女子~イギリスGP号~】

アロンソ選手特集だけでなく、もちろんイギリスGPレース速報もありますよ。

■FOCUS OF THE GRAND PRIX

大勢のファンが詰めかけた(日曜日13万7500人)、イギリスGP。たくさんのイギリス国旗でうめつくされたスタンドの熱気は、TVからも伝わってきましたよね。そんな母国GPで見事ポール・トゥ・ウインをきめたルイス・ハミルトン選手はサーキットに訪れたファンについて語っています。

「スタートした直後、向こう側に見えたスタンドの観客が総立ちになるのが見えた。コーナーを回って、次のストレートエンドでもスタンドの観客が総立ちで旗を振ってくれていた。その次も、またその次も。オープニングラップだけでなく、51周ずっとだよ」

イギリスGP通算5度目の優勝となったハミルトン選手。レース終了後のインタビューから、その興奮ぶりがうかがえます。

「この勝利がどれだけうれしいか、言葉では表せない。みんなのサポートは本当に信じられないくらいすごかった。一斉に旗が振られているのを見ると、胸がいっぱいになるんだ。たったひとりのドライバーに、これだけの愛情を注いでくれる人たちは世界中、ほかにどこにもいない」

■TURNING POINT

ラスト3周で起こったフェラーリとレッドブルのタイヤトラブル。レースは最後まで何が起こるか分からないとはいえ、衝撃的な展開でした。「TURNING POINT」ではあの時の様子を詳しく解説しています。

タイヤトラブルにより、約半周のスローダウン走行を強いられた挙句、緊急ピットインとなったキミ・ライコネン選手は今回のことに関して疑問に思っているようです。

「一度もロックさせていない。パフォーマンスの低下もなかった。レース中にデブリにヒットした覚えもない。なぜタイヤがイッてしまったのか分からない。何が起こったか分かるまで時間がかかるかもしれない」

これに対し、ピレリのモータースポーツ・レーシング・マネージャー、マリオ・イゾラは次のようにコメントしています。

「キミの場合、タイヤ構造には問題はなかった。カーカスにはしっかりとエアが入っていたが、トレッドの一部が剥がれ落ちていた。セバスチャンの場合は、エアが完全に失われていた。完全なタイヤトラブルだ。したがって、2件の問題に共通する原因があるとは言えない。フェラーリからできるだけデータを収集して、分析を行わなければならない。ソフトタイヤでフェラーリを上まわる周回を重ねて、問題が発生していないケースも複数ある。キャンバー、タイヤ空気圧など、我々の推奨はあるが、フェラーリはこれを完全に守っていた。現段階では、原因は謎だ。しっかりと調査をして、最終的な報告をしたい」

この他にもザウバーとホンダ提携解消の噂についての真相や、英国最大のモーター・イベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2017」のレポートなど、読み応えのある一冊でした。

そして表紙をかざるアロンソ選手の写真が、渋くてかっこいいこと! アロンソ選手ファンの方、永久保存間違いなしですね!!

(yuri)

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この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
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