驚きの新機軸を「フルTNGA」で実現した新型トヨタ・カムリの狙いとは?

流麗なセダンスタイルを実現しようとすると、後席の頭上空間などにしわ寄せが出てきますが、新型カムリでは前後シートともにミドルサイズセダンにふさわしい空間を確保。

171cmの私が実際に座ってみると、後席は足元が驚くほど広く、頭上も閉塞感を抱かせません。

前席はインパネを下げることで、前方視界が確保されています。そのため、エアコンなどエンジンコンパートメント内の大物パーツも含めて小型化するなど、多彩な技術が採用されています。

さらに、メーター、ディスプレイ、ヘッドアップディスプレイを連動させるインターフェースを採用し、運転や視認性、操作のしやすさを追求。

セダンの利点であるボディ剛性を活かし、ボディとステアリングの剛性を向上。新世代「ダイナミックフォースエンジン」は燃焼設計を新たにし、ハイブリッドの「THS2」は最新世代の第4世代を謳っています。これによりエンジンの熱効率41%、燃費33.4km/Lを達成。

もちろん、「Toyota Safety Sense P」といった最新安全装備も用意し、スタイリングから走りはもちろん、安全までトヨタが誇る最新思想や設計、技術が盛り込まれています。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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