流麗なセダンスタイルを実現しようとすると、後席の頭上空間などにしわ寄せが出てきますが、新型カムリでは前後シートともにミドルサイズセダンにふさわしい空間を確保。
171cmの私が実際に座ってみると、後席は足元が驚くほど広く、頭上も閉塞感を抱かせません。
前席はインパネを下げることで、前方視界が確保されています。そのため、エアコンなどエンジンコンパートメント内の大物パーツも含めて小型化するなど、多彩な技術が採用されています。
さらに、メーター、ディスプレイ、ヘッドアップディスプレイを連動させるインターフェースを採用し、運転や視認性、操作のしやすさを追求。
セダンの利点であるボディ剛性を活かし、ボディとステアリングの剛性を向上。新世代「ダイナミックフォースエンジン」は燃焼設計を新たにし、ハイブリッドの「THS2」は最新世代の第4世代を謳っています。これによりエンジンの熱効率41%、燃費33.4km/Lを達成。
もちろん、「Toyota Safety Sense P」といった最新安全装備も用意し、スタイリングから走りはもちろん、安全までトヨタが誇る最新思想や設計、技術が盛り込まれています。
(文/塚田勝弘 写真/小林和久)