新型「ポルシェ 911 GT2 RS」がデビュー。レーシングテクノロジーを採用し、700psに到達!!

ハイパワー化に対応すべく新たに追加された冷却システムは、最高負荷域で最適な冷却をもたらし、高温になるとインタークーラーに水を噴射。これにより、過圧域での吸気温度をオーバーブースト可能な温度域へと下げ、極限状態であっても最適な出力が保証されるそうです。

新型GT2 RSに搭載されるカスタマイズされた「GT 7速ダブルクラッチトランスミッション(PDK)」は、トラクションを途切れさせず、スムーズなパワー伝達が可能。

専用開発のエグゾーストシステムは、極めて軽量なチタン製で、911ターボに使われるシステムよりも約7kg軽くなっているそうです。

シャーシにもレーシング技術が採用されています。リヤアクスルステアとウルトラハイパフォーマンス(UHP)タイヤを備えることで圧倒的な速度域に達します。さらに、専用に設定されたPSMを備え、専用設定されたスポーツモードを追加。

外観では、パワフルなエアインテークとエアアウトレット、リヤウイングは、エアロダイナミクス性能の向上と機能美を両立。

大径のワイドホイール(フロント:265/35ZR 20、リヤ:325/30 ZR 21)は、並外れた制動力と旋回力を確保し、「ポルシェ・セラミックコンポジット・ブレーキ(PCCB)」が標準装備されます。

さらに、フロントフェンダーやホイールハウジングベント、スポーツデザインドアミラーのアウターシェル、リヤサイドのエアインテークなどのパーツは、多くの内装素材と同様にCFRP製を採用。

インテリアには、レッドアルカンターラ、ブラックレザー、およびカーボン模様仕上げのインテリアパーツが標準装備されます。

また、新型「911 GT2 RS」のデビューを祝して、初めてとなる特別な時計も発売されます。モータースポーツの世界を象徴する「911 GT2 RSウォッチ」は、新型「911 GT2 RS」のオーナーにのみ用意され、2017年6月30日から正規販売店で同車をオーダーする場合に限って購入できます。

なお、新型「911 GT2 RS」の価格は7月3日現在、未定となっています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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