ドリフトを愛するみなさん、お見逃しなかったでしょうか? なにって、6月26日の夜にBS朝日で放映された『GT-R開発ストーリーII“進化するモンスターマシン”』です。
D1グランプリで戦うトラストのGT-Rの2号機の開発秘話を特集したテレビ番組です。
もし見逃してしまった方もご安心ください。ちゃんとYouTubeの公式チャンネルにアップされます!スマホでもタブレットでもPCでも、何回でも見ることができますよ。
さて、私自身は、この2号機も、その前の1号機も取材しているのですが、それでも見たことがない場面や、関係者のコメントもあったので楽しめました。
本編の中でも語られているとおり、ドリフトマシンとしてまったく実績のなかったGT-R(1号機)のデビュー時には不安要素も多かったみたいなんですよね。しかし、翌年には見事にチャンピオンを獲得した。
私の取材した印象では、中上監督がなかなか柔軟なひとで、かつてはル・マン24時間レースにもたずさわっていたレース畑出身で、当初は「ドリフトなんかぜんぜんわからない」と言っていたんですが、レーシングカーの経験をベースにしつつも、意欲的に次々とドリフトマシンの新機軸を採り入れていったことが大きかったのではないかと思います。
もちろん、ただ運転が上手いだけではなく、長年チューニングショップの開発ドライバー兼メカニックを務めて、クルマのメカのこともよくわかっている川畑真人選手の力も大きかったにちがいありません。
いっぽうでGT-Rのネックは重さでした。GT-Rはノーマルの時点で非常にボディ剛性が高いので、補強は最小限にして、重量をもっと抑えることができるということを、トラストチームは1号機を通じて知ったようです。そこで、より軽量な2号機の開発に着手したというわけですね。
さあ、それでは、次のページで番組をごらんください。