2011年9月に発売された初代ダイハツ・ミラ・イース。「第3のエコカー」というコピーを掲げ、当時のガソリンエンジン車として最高となる30.0km/Lというカタログ燃費に加え、80万円を切る価格設定で、日常の足、セカンド、サードカー需要を取り込んできました。
ほぼ同時期である2011年11月に登場したスズキのアルト・エコと熾烈な燃費競争を繰り広げ、それが他メーカー、ひいては軽自動車全体に飛び火。それまで、軽自動車の燃費は今ひとつ、という状況からリッターカーと同等以上のカタログ燃費を実現したという功績を残しました。
一方で、0.1km/L刻みで激化する燃費競争は、三菱自動車(日産のOEM含む)の燃費不正問題などの遠因になったのではないでしょうか。