走り出しの良さを重視。速くはないが「普通に使えるエコカー」【新型ミラ・イース公道試乗】

2011年9月に発売された初代ダイハツ・ミラ・イース。「第3のエコカー」というコピーを掲げ、当時のガソリンエンジン車として最高となる30.0km/Lというカタログ燃費に加え、80万円を切る価格設定で、日常の足、セカンド、サードカー需要を取り込んできました。

ほぼ同時期である2011年11月に登場したスズキのアルト・エコと熾烈な燃費競争を繰り広げ、それが他メーカー、ひいては軽自動車全体に飛び火。それまで、軽自動車の燃費は今ひとつ、という状況からリッターカーと同等以上のカタログ燃費を実現したという功績を残しました。

一方で、0.1km/L刻みで激化する燃費競争は、三菱自動車(日産のOEM含む)の燃費不正問題などの遠因になったのではないでしょうか。

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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