2017年WEC第3戦である、第85回ル・マン24時間耐久レースが6月17日現地時間15時(日本時間22時)についにスタートしました。
昨年のル・マン24時間レースはスタート前に大粒の雨が降り、セーフティカー先導でのスタートとなりましたが、今年の天気は晴れ、気温28度、路面温度37度と暑いくらいのコンディションとなりました。
悲願の初優勝を狙うトヨタ勢のスタートドライバーは、7号車マイク・コンウェイ選手、8号車セバスチャン・ブエミ選手、9号車ニコラス・ラピエール選手。
F1会長のチェイス・キャリーがスタートフラッグを振り下ろし始まったル・マン24時間レースは、ポールポジションスタートのトヨタ7号車が冷静なスタートを切り、トップを守ります。
3番手スタートのポルシェ1号車は前を走るトヨタ8号車に近づき、オーバーテイク! 2番手に浮上しました。
5番手のトヨタ9号車はオープニングラップでLMP1の4号車エンソCLM P1/01・ニッサンに先行されてしまいます。9号車はすぐにポジションを奪回しましたが、フロントの右側ヘッドライト周辺を破損し、マシンへのダメージが心配されます。
レーススタートから約1時間が経過した頃、トップを走るLMP1-Hのマシンが続々とピットイン。ここでは各車ドライバー、タイヤ交換はせず、給油のみとなりました。
オープニングラップでヘッドライトを破損してしまったトヨタ9号車はカウルを交換し、無事コースに復帰。良かったー!
このピットインで素晴らしいアウトラップをみせたトヨタ8号車は、ポルシェ1号車をアンダーカット。2位に浮上します。その後もトヨタ7号車、8号車、そしてポルシェ1号車による激しいトップ争いが繰り広げられ、今後の展開がますます面白くなってきました。
そしてスタートから約3時間30分が経った頃、ポルシェ2号車がガレージに入ってしまいました・・・。果たしてレースに復帰できるのでしょうか、こちらも注目です。
トヨタ自動車の豊田章男社長も現地で見守る中、果たして今後のトヨタとポルシェの戦いはどう展開していくのでしょう?
現在のLMP1-Hクラスの順位は以下の通りです。(レーススタート4時間経過時点)
順位/No./チーム/車名
1/#7/Toyota Gazoo Racing/Toyota TS050-Hybrid
2/#8/Toyota Gazoo Racing/Toyota TS050-Hybrid
3/#1/ポルシェチーム/Porsche 919 Hybrid
4/#9/Toyota Gazoo Racing/Toyota TS050-Hybrid
(yuri)