プリウスPHVの「ガスインジェクション機能付ヒートポンプオートエアコン」【人とくるまのテクノロジー展】

PHVやEVはヒーター使用時にバッテリーの減りが早くなり、航続可能距離に大きな影響を及ぼしますが、以前お伝えしたように、電動の「ガスインジェクション機能付ヒートポンプオートエアコン」により、プリウスPHVの場合はマイナス10℃までエンジンをかけずに暖房を使用できます。

ヒートポンプ暖房は寒冷時には大気から取り込める熱が少なく、暖房能力が低下しますが、プリウスPHV用に開発されたガスインジェクション機能により、一度圧縮した冷媒の一部を再びコンプレッサーで圧縮することで、ヒートポンプ暖房の使用領域を拡大。

さらに、自動車用にインジェクション設計を最適化することで、圧縮効率の低下と振動増加を抑えながら再圧縮量を増やし、寒冷時での暖房能力を約3割向上させています。

 

効率の良い熱創出技術であるヒートポンプにより「ガスインジェクション」と「除湿暖房」の2つの機能で高効率化が図られているそうです。

(文/写真 塚田勝弘)

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この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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